2006-07-05から1日間の記事一覧
読み返してみて、わからないところがこんなにあるのに、よく見切り発車で論文書いたなあと思う。「成就」「秘する花」の用例を他の著作からも拾うこと。
「たとひ法然聖人にすかされまひらせて、念仏して地獄におちたりとも、さらに後悔すべからずさふらう」とところを読むjといつもしみじみする。こんな出会いを得た人は幸せだ。
秀歌例から定家の評価基準を推し量れないかしらと思ったけれど、そんな曖昧な試みがそう簡単に成功するはずもなかった。
どちらが好きかと言われればこちら。式子内親王の歌にいいのがいくつもあった。
季節がら夏の歌が気になる。夏歌34首中実に28首が郭公(ほととぎす)の歌だった。共通の認識がもたらす安らかさということを考える。