2007-03-13から1日間の記事一覧

№36 H.ジェイムズ「ねじの回転」(ハヤカワ文庫) 芥川の「藪の中」は複数の人物の語りを通して「複数の真実」を描いているけれど、この作品ではその「幾通りもの真相の可能性」を一人の人物の語りによって表現し得ているところが面白いと思った。