№37 堀江敏幸「いつか王子駅で」(新潮文庫
№38 フィリップ・K・ディック「高い城の男」(ハヤカワ文庫)
№39 泉鏡花「歌行燈」(岩波文庫

 一番面白かったのは「歌行燈」。クライマックスで謡曲「海士」が使われていておおっと思った。
 「高い城の男」易が出るたびに気になって話に入り損ねた。登場人物の心情はそれぞれさもありなんと思いながら読んだけれど。
 「いつか王子駅で」島村利正が気になる。