2006-05-26から1日間の記事一覧

その41:「浮雲」

第一回のタイトル「アアラ怪しの人の挙動(ふるまい)」でいやがうえにも期待は高まる。 ソウネーはじめはチット読みにくいんですがネー慣れるとソリャ面白いんですヨー。 台詞がすべてこの調子なのでそれだけでも楽しい。なるほどこれが言文一致というもの…

123冊本その40:「小説神髄」

森鴎外がこの書を評して「あれはあの時出なくてはならぬ書だ」と言ったそうだがむべなるかな。古今東西の書を繙いて、小説全体の体系化を図る剛力ぶりには恐れ入った。 「演劇とは真物並びにある物(リヤリチイ・プラス・サムシング)を擬するものである」「…