2007-02-05から1日間の記事一覧

№16 古井由吉「槿」(講談社文芸文庫) ・濃厚すぎる。すさまじい。話の内容が、ではなく文体が。 ・出だしが「腹をくだして朝顔の花を眺めた」。 ・読んでいて、「そんな馬鹿な」と「いやあり得ることだ」の間を行きつ戻りつ、うつらうつらとこちらの気が…