123冊本その37:「更級日記」

 作者が異様なほど夢を見る。夢見がちという意味ではなく、寝て見る方。これだけ夢が出てくればさぞ研究者の興味を引くだろうと思って調べたら案の定かなりの数の論文があるようなので、今度いくつか読んでみよう。
源氏物語」の登場人物のうち、作者が憧れたのが夕顔と浮舟であることに興味を持った。興味を持ったところでうっかりさがな者を思い出してしまいどよーんとなった。