2006-04-13から1日間の記事一覧

その9:「リルケ詩集」

たけくらべの興奮さめやらぬ中、ささーっと読み飛ばしてしまった。詩集を1時間で読むなんて美術館を小走りで駆け抜けるようなものだ。反省。 しかし訳の文体が自分には合わなかった。訳者はリルケ全集を監修したような有名な方でサイト上の評判もなかなかの…

123冊本その8:「たけくらべ」

素晴らしい。最高。文章も構成も人物造型も、何もかも。二作品合わせて百頁という短さもよい。まだ8冊目だけど、多分123冊本のナンバーワン。こんな文章が書けたらなあ。八章の締めの文なんて、お洒落で痺れる。 「唐桟ぞろひに紺足袋はきて」といった描…