2006-07-01から1日間の記事一覧

123冊本その57:「ドストエフスキーの生活」

小林秀雄の、ドストエフスキーに関する評論集。表題の伝記部分よりも、「『カラマーゾフの兄弟』」「『罪と罰』について」の方を熱心に読んだ。 警句の連続。警句に弱いので参っちゃう。「彼等は、疑うというより寧ろ信じないのである」なんて言われたら、意…

123冊本その56:「罪と罰」

20歳前半において最も衝撃を受けた本。やはり凄かった。 この本を、つまらない、取るに足らぬ本だ、と言ってのける人っているんだろうか。ラスコーリニコフとソーニャの会話を冷笑を以って受け止める人は?いや、勿論いるんだろうけど、私には到底できない…