123冊本その53:「息子たちと恋人たち」

・世の男たちの皆が皆、母親にこんな恋着を持っているのかと思うと空恐ろしい。
・母子・恋人・夫婦間の間柄について、「闘争」「争闘」「闘い」という言葉が多用されるのが印象的だった。
・「彼は、彼女にけがをさせて以来、彼女を憎んだ。」この気持ちはよくわかる。
・うちの母は日本型よりも欧米型なんじゃないか。どちらも包み込むんだけど、日本型は受け入れるんで、欧米型は呑み込む・取り込むんだ。という雑感。
・発明されたばかりのフォークが嫌いで畳込みナイフで食べるのが好き、というのが面白かった。そうか、フォークも新商品だった時代があるんだなあ。