№46 笠井潔「サマー・アポカリプス」(創元推理文庫
 三部作だったとは……。
№47 「平家物語 二」(岩波文庫
 巻四〜巻六まで。巻四「信連」の戦闘シーン。「橋合戦」の、三百余騎が一斉に河を渡る場面。見事。
№48 大野順一「色好みの系譜」(創文社
 疑問符でいっぱい。徒然草を待って初めて「「色好み」は王朝的な好色性を脱して、人生の中世的な理念となった」。(287頁)本当にそうか。も一度考えよう。
 
 「再読したいところ」という共通点はあるにせよ、感心したところと首をひねったところの両方に付箋を貼る読書スタイルはあまりよくないなと思った。なにかいい方法ないかな。付箋の色を変えればいいのかな。