123冊本その22:「狭き門」
こういう作品を読むと、キリスト教的思想を土台骨として持っていない私が西欧の作品を味読することができるのか、と不安になる。アリサを痛々しいとは思うけれど、神への道は二人で通ることができぬほど狭いものなのか、という彼女の切実な問いを自分のものとして捉えるのはとても難しい。
こういう作品を読むと、キリスト教的思想を土台骨として持っていない私が西欧の作品を味読することができるのか、と不安になる。アリサを痛々しいとは思うけれど、神への道は二人で通ることができぬほど狭いものなのか、という彼女の切実な問いを自分のものとして捉えるのはとても難しい。