123冊本その69:「ロダン」

 リルケによるロダン論。ロダンロンって変な響き。
 その9でリルケ詩集を読んだけれど、このロダンの評論の方がずっとよかった。ロダンの画集(彫刻集?)がほしくてたまらなくなった。
 文庫にも、写真が8つ入っていた。「ダナイード」の背中から尻にかけてのラインは美しすぎて目が眩む。
 おすすめ。引用・紹介したい箇所がたくさんある。文章でも音楽でも、ものを創ることに興味のある人にぜひ読んでほしい本。なのに、なのに、なんで絶版なんだー。
 高村光太郎訳「ロダンの言葉抄」(岩波文庫)はいまでも手に入るみたい。これもすぐ買おう、すぐ読もう。